ジェゴグのCDのレビューからジェゴクの魅力を引き出してみた。
バリ島の竹の楽器による合奏の響きの魅力は言うまでもない。
ムバルンと呼ばれる2つのグループによる競奏で,バリ独特の情動的ビートにビートが絡みつき響きが塊となって延々と乱れ高まる,呪術的ともいえる音楽だ。
サンカル・アグン村を拠点に活動する演奏グループは、村の農民が中心になって演奏している。
現在40以上あるグループのなかで、実力・経歴ともに最も傑出したチームである。
本作では、大きいものは4メートルを越す、大きさの異なる14台の竹製鍵盤楽器が用いられている。
地響きのような重低音と16ビートの軽快なリズムがからみ、想像もつかない、すさまじい音のうねりを生みだす。
農民の祈りが込められた、世界最大の竹のオーケストラである。
魂・うねり・地響き・トランス・重低音・竹のオーケストラ・情動的・呪術的
いつか、いや近いうちに、そう2009年の夏までにはヌガラの地でこの響きを体で感じ、
魂の奥底から揺さぶられることを願ってやまない。